兵庫県の播但(ばんたん)地区には11の福音ルーテル教会があります。毎年、各教会の信徒を対象にした合同研修会が開かれます。今年度の場所は、あお教会。講師は松村雄志牧師でした。

「『教会を卒業』させないためには」という演題で、青年の信仰をつなぐ教会の役割についてお話を伺いました。

近年の高齢化と少子化の影響は、教会にも及んでいます。松村先生はデータで年齢層の推移を示されました。

さらに、進学や就職など、生活環境が変わると、若い人たちは教会を離れがちになります。

毎日が忙しい、転居先の近くに教会がない、といった事情の他に、内面的なさまざまな理由もあります。

聖書と世間の価値観のギャップに悩んだり、神さまの存在や信仰に疑問を感じることもあります。

そういう青少年にとって、教会は「安心して疑問を語っていいんだ」と思える場になっているだろうか。

教会は「何かができる人の場」ではないのに、奉仕や活動参加が受け入れられる条件になっていないだろうか。

「教会はあなたの居場所だよ」というメッセージが届いているだろうか。

松村先生は、問いかけを通して、私たち大人が見直すべきこと、教会にしかできない大切なことを深く考えさせてくださいました。

後半はグループに分かれてディスカッションをし、それぞれの考えや思いを分かち合いました。

非常に有意義な研修会でした。

松村先生、ありがとうございました。

教会に通っている若い方々、また、今は教会を離れている若い方々のことを私たちは心から祈っています。

イエス・キリストがいつも共にいて、どんなときにも支えてくださいますように。