前回の続きです。

研修会3日目

●伝道について:台湾の代表者が発表。孤独な人に居場所を作る。祈りは私たちの力である。神が始める→私たちが働く→神が備えてくださる

●各国の代表者の発表

・香港:牧師が少ない。牧師が教会にいない時にどのような活動ができるか探っている。

・マカオルーテル教会:子どもたちが洗礼を受けることによって家族も礼拝に出席している。

・台湾:異なる年齢の人たちが集まって互いに刺激し合っている。

・モンゴルの宣教師:モンゴルの現代のキリスト教歴は30年。ノルウェー・ルーテル伝道会の教会が建てられないため、今すでにある教会の手伝いをしている。人がいない。クリスチャンの数が少ない。アクティビティパークを作り、奉仕者がそれぞれのタレントを用いて活動している。

・日本:ノルウェー系の団体では、ノルウェー・ルーテル伝道会(NLM)とノルウェー伝道会日本伝道団(NMS)がある。教会の人たちとアセットマッピングを行った結果、教会学校の奉仕を始めた人がいる。

以上です。講義だけではなく、交流の時間も多く、非常に有意義な研修会だったそうです。

————————————————————————————————————

今回の研修会の基になっている素晴らしい冊子 Use Your Talents – ASIAはオンラインで閲覧できます。Use Your Talents ASIA

タイ、カンボジア、中央アジア、インド、インドネシア、日本の事例が英語で紹介されています。

農業や土木の支援、河川の清掃、過酷な状況にある女性の保護と就労支援、障害のある子どもたちの放課後ケアなど、報告されている活動はさまざまですが、いずれにも、キリスト教の信仰に立って自分のタレントを使うとはどういうことかが示されています。日本からはホームレス支援について書かれています。

127~131ページには、アセットマッピングの手順が解説されています。教会でアセットマッピングを試行するときの参考になるでしょう。

「読者の皆さんがそれぞれの賜物に気付きますように。そしてその賜物を神さまの栄光を称えるために、また、自分自身と隣人を助けるために用いることができますように。この一冊がそのきっかけとなり、賜物を用いるためのツールになりますように。それが本冊子に込めた私たちの願いです」(本冊子より)

クリスチャンはもとより、クリスチャンではない方にも読んでいただきたいと思います。