9月24日(日)午後、あお教会で秋期信徒研修会が開かれました。西日本福音ルーテル教会に所属する諸教会から60名ほどの信徒が参加されました。あお教会の信徒も加わり、ぎゅうぎゅう詰めです。
テーマは「小教理問答の学び・主の祈り」、講師は神戸ルーテル神学校、校長の正木牧人 師です。西日本福音ルーテル教会は、宗教改革者マルティン・ルターの信仰を受け継いでいます。ルターは1529年、民衆のために、「十戒」「使徒信条」「主の祈り」「洗礼」等について、わかりやすい「小教理問答書」を記しました。西日本福音ルーテル教会では、牧師さん方が検討を重ね平易な日本語に訳されたものを、教会員に無料で配布しています。
「天にまします我らの父よ」という呼びかけで始まる「主の祈り」は、イエス・キリストが「こう祈りなさい」と言われた祈り(マタイによる福音書6章9-13節)です。7つの祈願が含まれています。ことばは簡潔ですが、その意味の深さ、そこにある神様の恵みの大きさは、ただ読んだだけではわかりません。多くのクリスチャンにとって、おそらく最も身近な祈りの一つでしょうが、このたび正木師の解説によって、目の前が晴れるような学びができました。
研修会の質疑応答では、神学校でギリシャ語を教えておられる正木うららさん(正木師の奥様)が、ギリシャ語聖書についての質問にお答えになりました。こちらも、たいへん興味深い内容でした。(T記)