兵庫県の播但地区には、「西日本福音ルーテル教会」に所属する教会が11あります。それらの教会の女性信徒の会合が「播但女性のつどい」です。11の教会が毎年順番に主催します。100名近くが集まる大きな会です。今回は、あお教会が担当でした。

午前の部は、長谷川宣恵(のぶえ)牧師による講演。演題は「実を結ぶ秘訣」。

「いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。すべてのことにおいて感謝しなさい。これが、キリスト・イエスにあって神があなたに望んでおられることです。」 新約聖書テサロニケ人への手紙第Ⅰ、5章16~18節

この聖句をもとに長谷川先生は楽しく、非常にわかりやすく語ってくださいました。

喜べないときにも「神さまはこのことも絶対善きにしてくださる」と信じて、すべてをゆだねる。そこに喜びを見出す。どんなことでも祈る。自分のために犠牲を払ってくださったイエス・キリストに感謝する。

長谷川先生は漫才の宮川花子さんに似ているとよく言われるそうです。飾らないあたたかいお人柄です。関西弁で語られるお話は、もっと聴きたいと思う内容でした。「心の喜びを顔まで運びましょ」という表現は多くの方の心に残ったと思います。

午後には出席者からの質問に答えていただきました。短い時間でしたが、ここには書ききれないほど多くを教えていただきました。

午後の部には他に、すわったままでできる「やさしい体操」と、詩篇の朗読を交えたオカリナコンサートがありました。体操を習っておられる方が10分のプログラムを組んで教えてくださいました。家に帰っても思い出してできるような動作がいくつもありました。

オカリナ演奏は、毎年あお教会のクリスマスコンサートに出演してくださるフルート奏者の吉田理絵さん。美しいオカリナの音色の余韻で、旧約聖書の詩篇のことばが、より深く響いたと思います。

この集会のために、あお教会では2年前から準備委員会を設けてとりくんできました。ご多忙の中、講演を快く引き受けてくださった長谷川宣恵先生、演奏してくださった吉田理絵さん、参加してくださった皆様、準備を手伝ってくださった皆様、つどいのために祈ってくださった皆様、本当にありがとうございました。

会場としてお借りした「うるおい交流館エクラ」の係の方にも、お礼を申し上げます。ありがとうございました。

(あお教会「播但女性のつどい委員会」委員長記)