昨日は愛餐会(昼食会)後に、信徒を対象にした「学び会」がありました。
テーマは「聖書と信仰生活」。あらかじめ集めた質問に植田牧師が回答するという形式です。
昨年までは礼拝堂で行っていましたが、今年は食堂で冷たいお茶を飲みながら、カジュアルな雰囲気で開かれました。
8つの質問の中から2つ、概要をご紹介します。
Q: 初めて聖書を読む人に勧めることができる適切な箇所はどこでしょう。
A: 16章という短さから「マルコによる福音書(新約聖書)」、異邦人(ユダヤ人ではない人)に向けて書かれイエス誕生の詳細記述がある「ルカによる福音書(新約聖書)」。苦しみの中にある方には「詩篇(旧約聖書)」、物語が好きな方には「創世記」。解釈が多様で難解とされている箇所は、無理に解釈するよりも、後で神様が明かしてくださると思って読むほうが良い。
Q: 礼拝が始まる前、出席者はどのような姿勢で臨めばよいでしょう。
A: 心を静めて、私に必要な「みことば(聖書の言葉)」をお与えくださいと祈りながら待つ。横の人を気にするのではなく、上におられる神様に向かう。
他に、旧約聖書からイエス誕生までの空白期間に関する質問や、日常生活での神様とのかかわりについての質問もありました。
キリスト教の書籍はたくさん出ていますが、選ぶのは簡単ではありません。植田牧師は、参考文献として適切な講解書や注解書、講解説教のCDも挙げてくださいました。
クリスチャンになったからといって聖書が全部わかるわけではありません。信仰についても問いかけが生じることもあります。このような「学び会」は、クリスチャンになったばかりの人にも、信仰歴が長い人にも、たいへん有意義だと思います。(T記)