今日は、イエス・キリストの復活を祝うイースター(復活祭)です。古典ギリシャ語ではパルカというそうです。人類の罪を負い、十字架につけられ、死して葬られたイエス・キリストは3日目に蘇りました。そして、今もイエスは生きて、私たちのために、はたらいておられます。イースター礼拝では、そのことをあらためて心に留め、感謝をします。

今日の聖書の箇所は、新約聖書:マルコによる福音書16章1-8節でした。香料をもってイエスの墓を訪れた女たちが、一番最初にイエスの復活を知る箇所です。

当時の墓は横穴式で、入り口は大きな石でふさがれていました。女たちは「あの石をころがしてくれる人が、だれかいるでしょうか」と話し合います。ところが、目を上げてみると石はすでにころがされています。墓の中に入ると、天使が座っており、「あの方はよみがえられました」と告げるのです。

私たちの人生にも大きな石があります。自分の力ではとうてい動かせないと思う石はいくつもあります。困難の中にある方、イースターの深い意味を知りたい方は、ぜひ、説教集から今日の植田牧師のメッセージ(「恐れと驚きをもって」)をお聞きになってみてください。

礼拝では男性コーラスが「地よ声高く 告げ知らせよ 今日イエスきみは よみがえれり」」の賛美歌を歌いました。

礼拝の後には、教会学校の子どもたちが、出席者にイースターエッグを配り、愛餐会も開かれました。豆ごはん、分葱のヌタ、フキがのった筑前煮、ワカメのお澄まし、と、春らしく、おいしいお食事でした。

最近では、イースターの可愛い飾りやお菓子がたくさん出回っています。春の素敵なイベントのように見なされることも多いようですが、本当のイースターには、私たちの思いをはるかに超えた神様の壮大な計画と愛が込められているのです。(T記)