今日からアドベント(待降節)です。救い主の誕生を待ち望む期間で、クリスマスの4週前の日曜日から、クリスマスイブまでです。教会ではアドベントの前に、大掃除を行い、クリスマスツリーを飾り、礼拝堂の前には4本の赤いロウソクを並べます。クリスマスまでに毎週、1本ずつ灯りをともしていくのです。アドベントクランツ(英語でアドベントリース)とも呼ばれるように、もともとは円形だったそうです。

今日は最初の一本に火がつきました。左側の銀色の容れ物は、聖餐式に使われます。

礼拝後にはマリア会(女性の会)で、クリスマスランチがふるまわれました。クリームシチュー、パン、ケーキです。クリスマスキャンディのセット、ハーブティーやハーブサシェなど、香りの良い素敵なプレゼントもありました。食事の後は、聖書の朗読を聴き、それぞれ好きなクリスマスの賛美歌を選び、みんなで歌いました。写真は「きよしこの夜」を手話で歌っているところです。

アドベントといえば、最近は日本でもアドベントカレンダーがよく見られるようになりました。クリスマスまでに毎日1つ、カレンダーの窓を開けていくと、可愛い絵が出てきます。お菓子が入っているものもあります。下のカレンダーはドイツのクリスマスマーケットを描いたものです(数字を探すのが、けっこうたいへん!)。

クリスマスまであと3週間と少し。いろいろな面であわただしい時期ですが、ぜひ、本当のクリスマスの意味にも心を向けてみてください。

(T記)